著者:WANG SHUWEI・オウ シュウェイ初出: 技術書典17 会場予価: 600円 購入ページ
「建築ビジュアル ステップアップ編」
著:WANG SHUWEI・オウ シュウェイ
表紙・装丁:WANG SHUWEI・オウ シュウェイ
発行者:DHGS_CAIL https://dhgs.shirai.as/
印刷所:グラフィック株式会社
初出:技術書典17
発行年月日:2024年11月02日
本書は、建築デザイン業界や建築パース、ビジュアルに興味を持つ方、特に生成AI技術の急速な発展に不安や戸惑いを抱える実務者に向けて書かれています。
著者は建築パースと住宅デザイン仕事に6年以上の経験を有し、実務で直面する様々な課題に基づき、現在デジタルハリウッド大学大学院で白井教授のAIラボと連携してAI知識を深めています。本書は、画像生成AI技術の建築業界への影響から実践的な応用までの分析と技術説明を行う同人誌として制作されました。
著者は外国人ですが、中国企業で日本の著名な設計事務所の計画案に携わっており、日本の家屋住宅や工場建築から、複雑な商業施設(例:道玄坂商業街)に至るまで、幅広い経験を積んできました。日本の建築パースと中国の大きな違いは、日本ではパースが現場施工の参考図として使用される点です。そのため、建材のリアルな表現(例:タイルの実際のサイズや目地幅など)が重視され、画像の雰囲気よりも正確性が重視されます。
このような画像精度への高い要求が、日本の建築パース業界における画像生成AI技術の導入における大きな課題となっています。本書は同人誌として課題解決のための明確なソリューションを提示するものではありませんが、今後の方向性をある程度示すことを目的としています。また、本書の第3章「フレームワークControlNet」において、その一端を垣間見ることができます。
画像生成AIにおけるControlNetモデルのトレーニングは、著者が大学院での研究課題として取り組んでいる重要な分野の一つです。本書が同じ志を持つ方々と知識や考えを共有し、生成AI技術による建築業界への影響において革新の主体となる一助となればと願っています。
現時点の生成AI技術を、製図作業のワークフローにどのように合理的に組み込むか、具体的な方法は何かについて筆者がシェアしたい内容です。建築パースを製作する企業にとっては、納品画像のクオリティをアップさせる力を得るはずです。一般的なレベルのパース画師ではなく、一般的なレベルのパース画師ではなく、一流のAI建築画家を目指してみませんか?
キーワード:画像生成AI、建築パース、建築ビジュアル、建築デザイン、フレームワークControlNet